いびきをかきやすい人ってどんな人?【14個のいびきをかく人の特徴】
基礎知識
「いびきをかきやすい人」にはどのような特徴があるかご存じですか?一般的にいびきをかく可能性が高いとされている人の特徴を14個まとめました。
これから紹介する特徴に心当たりがある方は、自分では気づかないうちにいびきをかいているかもしれません。
生まれながらの特徴であるため、改善することが困難な特徴も存在します。しかし、生活習慣が要因となっている特徴ですと、いびき予防・改善を目指すことは可能です。この記事を参考にして、いびきのリスクを少しでも解消していきましょう。
肥満
実は肥満になるとお腹回りだけではなく、首や喉、さらには舌にも脂肪がつきます。その結果、気道が狭くなり、いびきをかいてしまうことがあります。
肥満が原因のいびきは、ダイエットを行うことでいびきの改善が見込まれます。健康的な食事や、習慣的に運動を行うなどの取り組みを行い、いびき予防をしていきましょう。
小さい顎・顎が異常に後退している
太っていないからといって、いびきをかかないわけではありません。痩せている方でもいびきをかく可能性があります。その原因は「顎の小ささ」です。
顎が小さかったり、顎が後退したりしていると舌を収納するスペースが狭くなるため、舌が後退しやすくなります。後退した舌が気道を狭めてしまい、結果としていびきが引き起こされるのです。
日本人は生まれながらにして顎が小さい方が多く、その原因は欧米人に比べて日本人はもともと顎が小さい骨格であり、食生活の変化により食べ物が柔らかくなった結果、噛む習慣が減少してより顎が発達しにくくなったためであると考えられています。
顎が小さい方、特に小顔の方は顎が小さい方が多いとされていますので、いびきの発生に十分注意するようにしてください。
また舌が大きい方も、舌が収まりきらず後方に落ち込んでしまうことで、いびきをかきやすくなります。舌を鏡で見た際に、舌の先端がギザギザになっている方は要注意です。歯にくっつくほど舌が大きいという証拠になるため、いびきへの注意が必要です。
口呼吸
鼻がつまっているなど、何らかの要因で習慣的に口呼吸で眠っていませんか?口呼吸で睡眠すると、舌が後方に落ち込みやすくなるため、気道を狭めてしまいます。その結果、いびきが発生してしまいます。
口呼吸から鼻呼吸に変更することで、いびきの発生を抑えることができます。頑張って鼻呼吸で眠るようにしましょう。鼻呼吸をサポートするグッズとして「マウステープ」と呼ばれるグッズが、ドラッグストアなどで販売されています。
テープで口を塞ぐことで自然と鼻呼吸になるようサポートしてくれます。価格もそれほど高額ではなく、お試ししやすい商品ですので、ぜひ今日の夜からでも挑戦してみてください!
その他、いびき対策には様々な市販グッズがあります。もっと知りたい方はこちらの記事をお読みください↓↓↓
慢性的な鼻づまり
蓄膿症や鼻のポリープ、アレルギー性鼻炎などの疾患を長期的に患っている方は、いびきをかく可能性があります。なぜなら鼻づまり(鼻閉)が生じているため、必然的に口呼吸になってしまうためです。
また鼻が曲がっている方も注意が必要です。鼻が大きく曲がっている方は、鼻の真ん中にある鼻中隔が左右のどちらかに突き出ている可能性があります。すると空気の通り道が狭くなってしまうため、いびきをかきやすくなります。症状が酷い場合は、鼻中隔軟骨を矯正する手術を行う必要があります。
仰向け寝
睡眠時の体勢が原因でいびきをかく可能性があります。実は仰向けに寝ていると、いびきをかきやすいとされています。理由は、重力の関係で舌が後方に落ち込みやすくなるため、気道が狭まってしまうからです。
仰向け寝でいびきにお困りの方は、横向きに寝ることで軽減するといわれています。寝る姿勢を変えるだけでも効果がありますので、仰向けで寝ている方は横向きに寝るように心がけましょう。
いびき改善に最適な寝姿勢や枕についてはこちらの記事でご紹介しています。↓↓↓
飲酒
飲み会でウトウトと眠ってしまった際に、仲間からいびきを注意された、という経験がある方もおられるのではないでしょうか。実は飲酒すると、いびきをかきやすくなります。
飲酒をするといびきをかきやすくなる原因は、アルコールの影響により筋肉が弛緩してしまい、舌が後方に沈み込み気道が狭まるためです。
飲酒をした後の睡眠はぜひ注意するようにしてください。
睡眠薬・鎮静剤の服用
薬の種類によっては、飲酒と同様に筋肉の弛緩が過剰に発生し、上気道を閉塞してしまいます。その結果、いびきをかいてしまう可能性があります。
喫煙
喫煙を行うと、鼻や喉の粘膜に炎症や腫れを引き起こす可能性があります。その結果、炎症を起こした粘膜が腫れあがり、空気の通り道を狭めてしまうことがあります。
喫煙者は非喫煙より約2.3倍いびきを発生させるリスクが高まるといわれています。また睡眠時無呼吸症候群を引き起こすリスクは、4.4倍も高まるとされています。[1]
アデノイドや扁桃肥大
子どもがいびきをかいた際の主な原因としてよく見られるのが、アデノイドや扁桃肥大です。アデノイドや扁桃が肥大してしまうと、上気道が閉塞される可能性があるため、いびきをかきやすくなります。
男性
女性よりも男性の方がいびきをかきやすいとされています。ある研究では、日本人で「いびき」をかく人は男性の24%、女性の10%[2]という報告が発表されています。
妊娠
妊娠すると、女性の体型は劇的に変化します。胎児へ栄養が十分に供給されるように母体は栄養を蓄えるため、基本的に皮下脂肪が沈着し体重が増加します。その際に、首回りにも脂肪が蓄積し、その脂肪により首回りが圧迫されます。そのため、いびきをかく可能性が高まります。
閉経後の女性
女性ホルモンは気道を力強く広げ、気道を狭くなりにくくする働きを持っています。閉経後に女性ホルモンが減少すると、いびきを防ぐ作用が弱くなるため、45歳あたりの年齢でいびきをかく女性の割合が増えていきます。
家族性
家族や近親者にいびきをかく人がいる場合、いびきが発生する確率が高くなります。骨格などが遺伝的に似てしまうこと、生活習慣が似ることが原因であると考えられています。
加齢
加齢により舌や喉の筋肉が衰えて、気道を広く保つ力が弱くなり、いびきをかきやすくなるとされています。50歳以上の中高年の方は注意が必要です。
まとめ
いびきの要因は骨格の問題やホルモンバランス、生活習慣など様々で、今までいびきとは無縁だった人でもなり得る問題です。
ただし、生活習慣などが原因の場合は、生活スタイルを見直すだけでもいびき改善が期待できます。ただなかなか治らない方は、何かしらの病気を患っている可能性があるので、その場合はなるべく早めにいびきについて病院で診てもらうことをおすすめします。
出典
[1]PRESIDENT online「体内時計が壊れて、一日中ぼーっとしてしまう…起床の目覚ましで絶対やってはいけない”NG行動”」
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