睡眠中の自分のいびきを分析できる!?スリープテックでいびき対策をしよう

いびき対策

皆さんは「スリープテック」をご存じでしょうか。

スリープテックはAI技術等を活用し睡眠を計測、記録、分析する技術です。医療機関や研究機関ではすでに活用されていましたが、近年ではスリープテックデバイスやスマホを通して、手軽にスリープテックを活用できるようになりました。

睡眠の詳細を計測し、計測結果を基に睡眠の質の改善を促すスリープテック市場はここ数年で急成長しています。2020年に125億米ドルを超え、2021年から2027年の間に17.8%以上の拡大が予測されています。[1]

スリープテックの需要が高まる背景には、次のようなことが挙げられます。大きな音のいびき、不眠症、睡眠呼吸障害などの睡眠障害で多くの人が悩んでいること。睡眠障害により生活習慣病や事故リスクの上昇。日中のパフォーマンス、及びメンタルヘルスの低下による健康への不安がある人が少なくないからです。

ここでは今注目されているスリープテックの詳細と、スリープテックの活用で効果が期待できるいびき対策について詳しく説明します。

スリープテックってなに?

スリープテックは、ITやAI技術、センサーを活用して睡眠を計測から分析する技術を使った商品やサービスの総称です。

具体的に、医療機関で睡眠障害の診断環境を改善するために細菌では活用されています。また、専用デバイスやスマホアプリを通じて睡眠データを取得し、そのデータに基づいて快眠を促したりと、睡眠の質の改善効果が期待できます。

スリープテックの製品は、スマートウォッチやスマートバンドなどの「ウェアラブル商品」と、睡眠計測器や寝具などの「ノンウェアラブル商品」があります。

また、最近ではスリープテックを活用したサービスも人気が出ています。例えば、寝具メーカーの西川は、睡眠に関する悩みの相談、睡眠状況の計測、データに基づき顧客に合った睡眠環境の提案など、包括的なカウンセリングサービスを提供しています。[2]

スリープテックは、睡眠状態、心拍数、呼吸数、脳波、睡眠サイクルなどと多岐に渡ったデータが取得できます。数ある商品の中でも、自分の悩みを改善するために必要なデータが取得できるものを選ぶと良いでしょう。

いびき対策用の最新スリープテック

睡眠の悩みでよく挙げられるのは「いびき」です。例えば、大きないびきは自分だけでなく家族やパートナーに迷惑をかけます。さらに大きな病気のサインだったりすることもあります。そのため、できるだけいびき防止したいと思っている人は少なくありません。

いびき対策用スリープテックは以下のような機能がある商品が人気です。もし気になる人は試してみてはいかがでしょうか。

睡眠中の姿勢改善用デバイス

小さなセンサーを首または胴体に装着し、寝ている間の姿勢を計測するデバイス。いびきをかきやすいあおむけの姿勢になったと判断した際は、本体を振動させることで自然な寝返り・横向き姿勢を促します。これによって、姿勢が原因によるいびきの抑制が期待できます。自己学習機能があるタイプは、使用者の振動を学習します。使用者にあった振動の強さやリズムを提供して、睡眠の質の向上を促します。

睡眠中の姿勢改善用寝具

睡眠/いびきモニタリングセンサーを搭載したスマートベッドです。AIプラットフォームが睡眠中のデータに基づきマットの角度を自動で調節します。さらに、姿勢改善用デバイス同様、姿勢が原因によるいびきの抑制が期待できます。

睡眠中の呼吸改善デバイス

センサーで呼吸をモニタリングし、いびきを検出すると装置が振動します。これにより首元を刺激、いびきと呼吸障害の改善を促します。さらに、取得したデータから「無呼吸症状」の傾向があることなども分かります。気になるデータがある場合は、専門の医療機関を受診すると良いでしょう。

いびき音をブロックできるデジタル耳栓

アクティブノイズキャンセリング機能が備わった耳栓で、パートナーのいびきや寝ている時の騒音(電車や車の音)をブロックします。睡眠を妨げるいびきや騒音の低減に効果的です。特に、自分以外のいびきに悩まされている人にはおすすめです。

まとめ

自分の睡眠状態やいびきの大きさなどを知り対策をとることは重要です。いびきの抑制や睡眠の質の向上が期待できるスリープテックは、今後ますます人気が出るでしょう。いびきにお悩みの人は、まずご自身の悩みに合うスマートテックを試してみてください。

出典

[1] GMI / Sleep Tech Devices Market

[2] 西川 / 眠りの相談所

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